テレビをつけたら「THE世界遺産」が放送されていた。
世界遺産と絵画の世界がテーマだった。
世界遺産に登録されているフランスの都市、ル・アーヴル、パリ、アルルを舞台に、
ゴッホやモネなどの19世紀の印象派画家について話された。
印象に残ったのが(べつに駄洒落じゃないんだからねっ///)、
「写真機」と「チューブ絵具」
の発明が画家に与えた影響。
まずは写真機。
写真機の発明によって世の中を簡単に模写できてしまうようになったけれど、
人間の目から観測した光の質感まで写真機では表現できてないという考えから、
絵画で光を捉えようと画家たちの間で運動が起こったらしい。
この運動が印象派を生み、新しい絵画の表現技法が生み出された。
もう一つはチューブ絵具。
チューブ絵の具が発明される以前は、画家が顔料と油を約一時間混ぜ合わせて
やっと一色の絵具が作れたらしい。
さらに外に持ち運ぶには、豚だか牛だかの腸に絵具を詰めなければいけなくて、
とても手間がかかっていたそうだ。
しかし、チューブ絵具の発明により手軽に画材を外に持ち運べるようになり、
画家の絵画制作の現場がアトリエから外の世界へと移り、
絵画のテーマは神話から日常へと変化していった。
二つの発明により、画家をとりまく環境が変化した。
環境の変化により、新しい表現、考え方が生まれた。
考え方に行き詰まった場合は、新しいモノに触れたりして
身の周りの環境を少しでもいいから変化させると良いと思います。
何か良いアイデアが思いつくかもしれませんね。
話は変わりますが、先週体調を崩して昼間に会社を早退しました。
昼間に帰路につくのは初めてだったのですが、
街を歩く人の世代や建物にあたる光の具合がいつもと違っていて、
別の道を歩いているようでした。
今思うとこれ、画家が絵画で表現しようとしていた「印象」なのかもしれません。
なんちゃって。
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返信削除もちろん買うよね